【過ごそう #じぶん時間Vol.1】明日の楽しみを仕込む
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気がつくと誰かのためにばかり動いていて、自分のことは後まわしになりがち。いつの間にか自分を後まわしにすることに慣れてしまって、じぶん時間の過ごし方を忘れてしまっていることはありませんか。1分、5分、10分でも、自分のためだけの【じぶん時間】を過ごすと、なにかが変わり、日々の暮らしの心地よさが増すかもしれません。
「日々の暮らしを心地よくするきっかけになりますように」という想いを込めてコラムをお届けします。
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書き手はtoroaレシピ開発者の料理家 五十嵐ゆかりです。
明日の楽しみを仕込む
日々の暮らしを楽しむために、「明日の楽しみを仕込む」ようにしています。
日々を楽しくするかどうかは自分次第だなあ、と大人になってから思うことが増えました。
子供の頃は家族に旅行へ連れて行ってもらうなど、楽しみを与えてもらっていたところがあったけど、大人になればなるほど、楽しみを与えてもらうことはなくなっていくものと感じています。
能動的に動けば楽しみはつくれるけど、受動的でいるとなかなか楽しみを見つけにくいように思います。クリスマスやハロウィンのようなイベントって、街がキラキラと華やいで何をしなくても受動的に楽しめるけど、1年は365日あるわけで。そういうイベントがない時でも能動的に楽しみを作っていけたら、なんて思います。
「明日の楽しみを仕込む」って何をしているかと言うと、寝る前に水出し紅茶をセットしています。
背伸びせずに日々の暮らしに取り入れやすくて、個人的にはすごくいいと思っています。10種類以上の紅茶の中から明日はどれにしようかな?とその時の気分に合わせて選んでいます。
明日の楽しみを仕込むこの時間が、1日働いてまだ仕事モードが抜け切れてない自分の気持ちを整えてくれています。
少し前から、toroaと共に楽しめる紅茶の開発をしたいと思い、紅茶やハーブティーを研究していたのですが、大阪工場でtoroaのスイーツの製造担当をしている達也さんが紅茶に詳しくて教えてもらったり、さまざまな紅茶を飲むうちに見事にハマって、仕事関係なくよく飲むようになりました。
水出しで飲むのも好きなので、それなら夜にセットすればいいのでは!と、「明日の楽しみを仕込む」日々の習慣になりました。
水出し紅茶をセットするときは、KINTOさんのティーポットが大活躍しています。
自分の暮らしにフィットしたアイテムがあると、日々の暮らしが楽しく、心地よくなるなあと感じています。
美味しいスイーツもあるとさらにうれしい!
味が薄まらないようにするためと、体を冷やさないようにするために氷は1個まで。一切なしよりも、1個あるとうれしい。
水出しの紅茶を作って明日の楽しみを仕込んでいる時間はその日の仕事モードが抜け切れてない自分の気持ちを整える時間になっていて、翌日に紅茶を味わう時間はほっと一息つけるいい時間になっています。「明日の楽しみを仕込む」こと、これからも続けていこうと思います。