インクルーシブフード「飲めるとろ生焦がしキャラメルアップルチーズケーキ」について
産学官福祉連携インクルーシブフード(嚥下調整食)支援スイーツ「飲めるとろ生焦がしキャラメルアップルチーズケーキ」を【4/25(火)18時から】販売開始いたします。
※インクルーシブフードとは、噛む力や飲み込む力が弱い方でも、嚥下障害のない方と、特別な加工をすることなく一緒に食べることができる食品です。摂食・嚥下障害とは、食べ物や飲み物をかんだり飲み込んだりする機能が低下した状態です。
「飲めるとろ生焦がしキャラメルアップルチーズケーキ」は、摂食嚥下障害のある方が家族や友だちと同じものを食べたいという思いを叶えられるよう、中野区の協力のもと、摂食嚥下障害のあるお子さんがいるご家族を支援する一般社団法人「mogmog engine」と中野区にある「新渡戸文化短期大学」、「toroa」コラボレーションし開発しました。
コラボの内容は、新渡戸学園の栄養学科の学生チームがメニューを考案し、toroaがメニューを元に商品開発・製造。広報にはmogmog engineと中野区が協力。売上の1%はmogmog engineに寄付されます。
3月に新渡戸学園にて「飲めるとろ生焦がしキャラメルアップルチーズケーキ」の完成披露試食会を開催しました。
試食いただいたみなさんからは、すごく美味しい、一人で1本全部食べられる、高齢者にもすごくいい商品だと思う、などの嬉しいコメントをいただきました。摂食嚥下障害のあるお子さんにもとても喜んでいただけました。お子さんたちがケーキを食べながら笑顔になっていく姿を見て、この取り組みをしてほんとうに良かったと思いました。
完成披露試食会の様子はこちらからご覧いただけます▼
https://www.kutsurogi-ya.com/blog/column/p8906/
「飲めるとろ生焦がしキャラメルアップルチーズケーキ」とは
濃厚なチーズケーキの生地には北海道産2種のクリームチーズと国産サワークリームを使用。青森県産の王林でフルーティーさ、焦がしキャラメルクリームで深みを加えました。チーズケーキ生地の上には、酸味のある国産紅玉のコンフィチュール、焦がしキャラメルクリームを配合したホイップクリームを重ねました。
りんごは青森県産の王林と国産の紅玉を使用しています。実は試作当初は王林のみを使用していましたが、紅玉の絶妙な酸味があるとさらに美味しくなると思い、合わせ使いすることにしました。
開発者五十嵐ゆかりがnoteにて味わいの特長を紹介しております▼
https://note.com/kutsurogiya/n/ndebb4a386c3f
摂食・嚥下障害を持つご家族には、食の選択肢が狭いという課題があります。
外食先で食品を加工することが叶わなかったり、食べることのできるメニューがなかったりと、摂食・嚥下障害に対して社会的認知や理解がないために、食事を楽しむということのハードルが高くなっています。
インクルーシブフードが増えることは、食事を楽しめる、家族や友だちと同じものを食べられる喜びを感じられる機会に繋がると思います。
toroaが開発した「飲めるとろ生焦がしキャラメルアップルチーズケーキ」がインクルーシブフードが広がっていくきっかけのひとつになりましたら嬉しく思います。